音の波で音を消す防音装置

耳障りな騒音はだれにとっても不愉快なものですが、最近では騒音をめぐって殺傷ざたまで起こっています。


いま国際標準化機関(ISO、87ヵ国加盟)で健康を守るため騒音の目安になる基準値を決めています。


日中、屋外での住宅地の場合は45ホン以下。


ただ住宅地といっても都市部などに立地し、道路などに面する場合には、20ホンの補正値を加えた65ホン以下などです。


わが国では、これに準じて騒音規制法、騒音に関する環境基準(昭和46年5月閣議決定)などで騒音を規制しています。


しかし、現実には騒々しい工場や交通量の多い道路では80~90ホン、電車がひんぽんに通るガード下だと100ホンなど、快適な生活を妨げるうるさい音がいっぱいですね。


こうした騒音から生活を守る手だてとしては、吸音材を入れた防音壁をたてて音を遮断するやり方があります。


さらに、音源そのものが小さければカバーやシェルターで包み込んでしまうやり方などもあります。

合成樹脂版を使った新聞製作 4

合成樹脂版は、新聞製作の下工程の主役です。


しかし、原稿を出してから大組にいたる上工程でも革新が続けられているのです。


上工程の主役は活字。


原稿はオペレーターにより孔(あな)あきテープに変換され、このテープが活字を自動的につくっていましたが、毎日新聞の「MARS(マルス=編集・自動組版システム)」では、記事入力装置のキーをたたくと原稿がコンピューターに記憶されます。


ブラウン管の画面に入力された記事を呼び出しながら大組し、写真植字機で1ページ大のネガフィルムを取り出すのです。


このフィルムはそのまま合成樹脂版のネガフィルムに使え、上、下両工程の"革新"をドッキングすれば、新聞製作は大幅にスピードアップされます。


新聞社のシンボルであった「活字」が消える日も近いのです。


合成樹脂版を使った新聞製作 3

感光性樹脂版というと、写真フィルムからの連想で暗いところで作業しないと露光してしまうと考えるかもしれません。


ところが樹脂に照射する紫外線は、スキー場の紫外線のざっと100倍の強さ。


普通のオフィスの螢光灯程度には反応しません。


話が横道にそれましたが、光が当たらない部分のAPR樹脂は何の変化も起こさず、液体のまま残るので、カバーフィルムをはずし、弱アルカリ性水溶液で洗い流します。


あとは乾燥させ、再露光し、小さなアミ点や細い線などを確実に硬化させればできあがりです。


活字組み版-紙型-鉛版法が長い間、命脈を保ってきたのは比較的短時間に多数の複製版を安く手に入れられたためです。


しかし鉛公害、高熱作業、一版18キロという重さなど職場環境の悪さを改善しようということで、わずか100グラム、しかも公害のない合成樹脂版が脚光を浴び始めたのです。


新聞社のメリットだけでなく、読者にも印刷面が美しくなる、印刷工程のスピードアップで新鮮なニュースが手に入る、といった利点があります。

合成樹脂版を使った新聞製作 2

樹脂版のつくり方は・・・


まず写真、カット類を含めたすべてのニュース素材を1ページ大にレイアウトした「大組」をつくりネガフィルムに写します。


これをガラス板の上に置き、ポリプロピレン製の透明カバーフィルムで密着カバーします。


その上からAPR樹脂を注ぎ、0・5ミリの厚さにそろえ、ポリエステル製のべースフィルムを重ね、ガラス板でサンドッチにする形で押さえるのです。


このあと上から紫外線ランプで数秒間、露光し、裏側を硬化し、さらに下側から紫外線ランプで露光します。


フィルムはネガなので、字の部分は透明になっており、光が通ります。


APR樹脂は、不飽和ポリウレタンをベースに、ポリマー間をつなぐビニルモノマーや光重合開始剤などが入っています。


このため樹脂に光が当たると、分子が光エネルギーを吸収し、活発に動き出して他の分子と手をつないで結合(光重合-ひかりじゅうこう・反応)するとともに、高分子が鎖の途中で他の高分子と結び付くのです。


こうして、橋かけ構造を形成(光架橋・ひかりかきょう・反応)し、硬化します。

合成樹脂版を使った新聞製作

輪転機をうなりをあげて回転し、フルスピードで流れる長大な紙が次々にインクに染まっていく・・・。


プーンと鼻をつくインクのにおい・・・。


1世紀以上もの間、新聞印刷の主役に君臨していたのが、ニュースを満載した鉛版でした。


しかしいま、鉛板は合成樹脂版に主役の座を奪われようとしています。


毎日新聞社は中部、西部本社に続き大阪本社が昭和59年6月から、東京本社も10月から合成樹脂版に全面的に切り替えました。


鉛版は姿を消してしまったのです。


合成樹脂版は、光の当たる部分が硬くなる(硬化反応する)樹脂でつくられる凸版で、感光性樹脂版とも呼ばれるものです。


毎日新聞が採用した樹脂は、旭化成工業が開発したAPR(エー・ピー・アール)樹脂で、レモン色をした透明な液体感光性樹脂です。

思わず見たくなるアメリカンドラマ その8

一体、この人の執筆はどこまで続いたら、止まるのだろうか。

しかし、そのキャネルの執筆量を脅かそうとしている脚本家が現れた。「シカゴ・ホープ」「アリー・myラフ」などのプロデューサー、デビッド・E・ケリーである。

彼は「アリー・myラブ」や「ザ・プラクティス~ボストン弁護士ファイル~」などで九割以上を自分ひとりで執筆している。
キャネルもさすがに、ここまで大量にひとりでは書いていない。
ケリーはエミー賞の受賞数でも脚本の数でも、米TV史上の記録を築くかもしれない。

思わず見たくなるアメリカンドラマ その7

「ロックフォードの事件メモ」メインライターとして活躍した後、現在まで三十年以上も米TV界のトップ・プロデューサーのひとりとして活躍してきた。
しかし、さすがに九〇年代に入ってからはあまりヒット作は生んでいない。

もう、キャネルの才能も枯れてきたかと思いきや、九六年から小説を書き始めたのである。
毎年一冊ずつ発表し、現在までに四作発売されているが、すべてベストセラーとなり、一、二作目が「陰謀」「殺人チャットルーム」のタイトルで翻訳されている。

さらに「殺人チャットルーム」は映画化が決定し、三作目の「KINGCON」(未訳)もジョン・トラボルタ主演で映画化が決まった。

思わず見たくなるアメリカンドラマ その6

脚本を書くことが自分のトレード・マークだと広言しているのである。
キャネルの脚本家としての第一歩は、六八年から七年間放送された人気の警官ドラマ「特捜隊アダムー2」である。
その前に「スパイ大作戦」の脚本をせっせとTV局に売り込んだが一本も採用されなかったそうだ。

キャネルがその才能を広く認められたのは七四年にスタートし、日本でも話題となった「ロックフォードの事件メモ」で、彼は企画協力とメインライターとして活躍した。

思わず見たくなるアメリカンドラマ その5

プロデューサー業は激務だから、要となるエピソードは自分で書いても、他のエピソードまで書いている余裕はない。
ところがキャネルは違う。二話目も三話目も自分で書く。
四、五話を他人に任せても六、七話はまた自分で書くという具合なのだ。
とにかく書くことが好きな人である。

アメリカのTV番組は、番組の最後に製作プロダクションのアイ・キャッチが入るが(日本でTV放送される時は大体カットされてしまう)、キャネル・プロダクションのアイ・キャッチはキャネルがタイプで原稿を打ち、その原稿が宙に舞って、クルクルとまわり、キャネル・プロのロゴになる。

思わず見たくなるアメリカンドラマ その4

アメリカで一番たくさん脚本を書いたプロデューサー

「ロックフォードの事件メモ」「特攻野郎!Aチーム」など日本でも多くのファンを生んだヒット作の脚本家兼プロデューサーのスティーブン・J・キャネルは・アメリカで一番たくさんTVの脚本を書いている人物である。

約三十年に及ぶキャリアの中で千五百本以上のエピソードを書き、三十五番組以上のシリーズを企画した。
番組の企画者であるプロデューサーは第1話の脚本を自分で執筆するのが一般的で、二話目以降はだいたい他の脚本家に依頼する。

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